東寺 京都 五重塔・桜・紅葉

世界遺産・東寺の魅力に触れよう。

世界遺産に登録されている京都の東寺(とうじ)。
公称名は教王護国寺(きょうおう ごこくじ)。
弘法大師ゆかりの真言密教の名刹として
仏教芸術・日本最高の五重塔として知られる。

 

国宝だけでも30を超え、見どころが多い寺です。
とくに講堂の21体の立体曼荼羅の迫力には圧倒されます。
春と秋には五重塔を桜や紅葉が美しく引き立ててくれています。
世界遺産に登録されているので、外国からもたくさんの観光客が訪れています。
また毎月21日の縁日「弘法さん」には露店が並び、多くの人が訪れにぎわいます。
京都観光に訪れたときには東寺に寄り、魅力を再発見してみませんか。

 

■東寺のポイント
◎平安遷都後に建立された官設寺院
◎五重塔は空海に下賜され、50年かけて造営
◎密教彫刻の傑作「立体曼荼羅」

 

●桜の見ごろ時期………3月下旬〜4月中旬
●紅葉の見ごろ時期……11月中旬〜12月上旬

東寺の見所

■南大門
五重塔とともに京都を象徴する南大門。現存する門は蓮華王院(三十三間堂)の西門を、明治28年(1895年)に移築したもので、慶長6年(1601年)に建造されたと伝えられる。切妻造り、本瓦葺きの3間1戸の雄大な八脚門。蟇股(かえるまた)やウサギの模様など、至るところに桃山建築の精密な彫刻が施されている。

 

■金堂
金堂は東寺の本堂で延暦15年(796年)に創建されたと伝えられる。文明18年(1486年)に焼失し、豊臣秀吉が慶長8年(1603年)に再建した。

 

重層で1階は天竺様(てんじくよう)の挿肘木(さしひじき)を使い、2階の斗?(ときょう)には和様四手先(よてさき)を組むなど、和様と唐様を折衷している。内部は四角い瓦を斜めに配置した四半(しはん)瓦敷きが施され、須弥壇(しゅみだん)には桃山時代の仏師・康正(こうしょう)の作で高さ約3mの「薬師三尊像」が本尊として祀られている。

 

■五重塔
天長3年(826年)、弘法大師が創建時に始まるが、たびたび火災に遭い、焼失すること4回に及んでいる。現在の塔は寛永21年(1644年)に徳川家光の再建。空海が在命中は建設中で、空海が亡くなってから約50年後に完成した。

 

各階が3間四方で、周囲の板壁には真言八祖像(しんごん はちそぞう)が描かれ、柱や扉にも極彩色の文様が施されている。高さ57m。日本に現存する古い塔でもっとも高いのが、この東寺の五重塔である。
一層目の軒下四隅には、彫り師の遊び心で施された4体の天邪鬼(あまのじゃく)が鎮座している。「留守番して改心せよ」という戒めを受けている姿だという。
※五重塔内部は通常非公開。

 

 

■大師堂
この大師堂は境内西北の西院の一部で、弘法大師空海が住んでいたところであり、西院御影堂(みえどう)とも呼ばれていた。また大師の念持仏・不動明王が安置され、不動堂とも呼ばれていた。
康暦元年(1379年)に焼失。現在の建物は康暦元年(1380年)に再建されたもの。明徳元年(1390年)には北側の大師像を拝むための礼堂が建てられ、堂内には不動明王と大師像が祀られている。

 

■講堂
空海が東寺を建てるにあたって最も力を注いだのがこの講堂。堂内の仏像21体のうち、15体は創建当時のもの。いずれも一木造り、漆箔または彩色を施した貞観彫刻の傑作である。

 

中央に大日如来を中心とする五智如来、左右に五菩薩と五大明王を祀り、両端には梵天(ぼんてん)・帝釈天を、四隅には四天王が配置されている。これは空海が密教の教えを立体的に表したもので、立体曼荼羅と呼ばれている。入口近くが人間らしい「菩薩部」、中央が穏やかな「如来部」、出口近くが憤怒の「明王部」に分かれている。
この中でとくに不動明王は有名で、炎の光背のなかに、右手には悪を退治する剣、左手に羂索(けんさく)を持った姿には圧倒される。

 

梵天坐(ばんてんざ)像とともに観光に訪れた人に人気なのが、凛々しくハンサムな帝釈天半跏(たいしゃくてん はんか)像。講堂の大日如来たちを守護する四天王のリーダーとして、右手に独鈷杵(とっこしょ)を持ち、白象にまたがる。密教象の象徴とされる額の第3の目がポイント。

 

現在の講堂は延徳3年(1491年)の再建後に地震で大破したものを慶長3年(1598年)に徳川秀吉の母・大政所(おおまんどころ)が修理し復元したもの。

 

■宝物館
とりわけ見逃せないのは兜跋(とばつ)毘沙門天。観光で訪れたときには、ぜひ忘れずに見てほしい。もとは羅城門に安置されていたと伝えられ、京の都の守護これ以外は、もと食堂本尊であった高さ約6mの千手観音像、真言七祖像は有名。
※宝物館は毎年3月20日〜5月25日と9月20日〜11月25日に開館される。

東寺の歴史

東寺は平安遷都からまもなく、京都の鎮護を目的とする官寺として建立された。延暦13年(794年)に桓武天皇は平安京を造営。その折に羅城門の東側に建てられたので東寺と呼ばれた。西側にも官寺の西寺が建てられたが、中世に廃寺された。
弘仁14年(823年)、空海(弘法大師)が嵯峨天皇から東寺を賜った。その後、空海は東寺を真言密教の根本道場として発展させ、教王護国寺(きょうおうごこくじ)と称するようになった。正式名は「八幡山金光明四天王教王護国寺日秘密伝法院(はちまんさんこんこうみょうしてんのうきょうおうごこくじでんぽういん)」。

 

平安時代末期には源平の戦いで伽藍は荒廃した。鎌倉時代に入ると源頼朝の援助を受け、文覚(もんがく)上人が復興した。その後、応仁の乱ではここだけは聖地として破壊をまぬがれたが、室町時代の土一揆(つちいっき)では拠点となってしまい、伽藍のほとんどを焼失した。その後も織田信長や豊臣秀吉・秀頼の援助を受けて復興を遂げ、江戸時代にも保護された。また東寺は弘法大師信仰の霊場でもあり、当時から庶民の厚い信仰によって支えられてきた。

拝観時間・拝観料(入場料)・住所・交通アクセス

■拝観時間………8時30分〜17時30分 ※9月20日〜3月19日までは16時30分まで。
■拝観料…………境内は自由 ※金堂・講堂500円、宝物館500円。
■住所……………京都府京都市南区九条町1
■交通アクセス…JR京都駅から近鉄「京都線」で2分、「東寺駅」下車、徒歩5分

 

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京都観光にはホテルや旅館に宿泊して、じっくり見て廻るのも素敵ですね。
ホテルや旅館でおいしい料理を贅沢に味わう。さらに思い出深い京都になると思います。
では京都観光をお楽しみください。